必要な能力

パソコンのキーボード

テープ起こしとは、会話を文章に起こすという仕事です。
そのため、この仕事をするために何が必要であるかと言えば、まずは言語を理解するという点です。
日本語の文章を起こすのであれば日本語の読み書き聞き取り能力が必要であり、英語の文章を起こすのであれば英語力が必要になります。
また、言語能力だけではなく、耳の良さも必要な仕事です。

耳の良さというのは、発音を明確に区別し、複数の人の発言を正確に聞き取る能力です。
人の耳の持つ機能というのは人によって違いがあり、耳が良くなければ複数の発言者を区別する事ができません。
そのため、正確な文章を起こすためには、複数の発言を区別し聞き取る事のできる耳が必要となります。
会話を行っている人が明確にならなければ、発言者が不明確となりカオス化してしまう可能性があります。

また、耳の良さだけでなく、テープ起こしをする為には文章を分かりやすく整頓する文章力も必要です。
人の会話というのは、感嘆詞が入る事や回り道をする事も少なくありません。
場合によっては回り道が発言に繋がる言葉である事もありますが、全くの無駄であるという事も少なくありません。
そういった場合に、発言の趣旨を変えずに正しく文章を整頓する能力が必要になります。

文章力というのは、ある程度は学ぶ事で身に付ける事ができる能力です。
これは、何度も文章を構成し組み立ててきたという経験を持つ事が重要になります。
そのため、文章の上手い人程、テープ起こしの技術は高いという傾向にあります。
しかし、文章力だけでは言葉を文章に起こす事はできません。

つまり、文章力と聞き取り能力の両方を兼ね備えなければ、正確に整頓されたテープ起こしは難しいという事になります。
これに加え、専門分野の会話の場合は専門的な知識も必要となります。
素人でも可能なケースもあれば、プロでも難しいケースも存在するのが、言葉に文章を起こすという仕事です。